work【DXとUXに直面する】リアルとデジタル、アナログとバーチャル、すべてが現実である話

仕事・バー・カクテル

DXとUXに、リアルに直面してゐる。

アフターデジタル

いまの現店舗に勤めて、早7年になる。前の店舗から数へたら11年。現オーナー(ぼくの師匠)と2人でやってゐた11年前から随分と、振り返ってみれば色々と移り変はって、世界もぼくも、そして僕の周りも、何もかもが変化してきた。

もちろん、その中でも「変はらないこと」だってあるだらう。それでも「変はらないこと」はこの11年を振り返って見たとき最早「普遍な不変」であると思はずには居られないほど、この11年は変化の多い年であった。

世界、社会、我が国、地元、自分自身、あらゆる環境が川が流れるかのごとく進んで、元居た場所からそれぞれ別の場所に動いて、新たな環境にさらされて尚動き続けてゐる。

ことさら2011年の「東日本大地震」と昨今の2020年から続く「コロナ禍」は人々の精神、生活、生き方、考へ方に今なお多大な影響を与へ続けてゐる。

フレキシブルとユビキタス、レジリエンスとノマド、ジャックアタリが言ってゐたこれからの僕らに必要とされる能力が今まさに問はれ続けてゐる。変化に対応するものだけが生き残る。

さて、話を戻さう。

DXとUX

今のお店で「DXとUX」にまさに直面するに至った経緯は、「SNS運用について」の話し合ひを設けた時。(使用SNSはFacebook、Instagram、LINE、Twitterなど多岐多様だが今回の話し合ひは主だってInstagramの運用について、不定期更新を定期更新に、運用を安定的にしたいといふオーナーからの意向で、アドバイザーを迎へてぼくが話し合ふといふことになった)

アドバイザーが担当者と話し合った時には「効果的な運用について」だったやうだが、僕との話し合ひでは、話が深いところに至り、結局「運用システムの問題」であるといふことになり、それは実のところ、SNS運用の問題ではなく、SNS運用側の「マンパワーの上に築いたインフラシステムの問題」にあるとぼくは再認識するに至った。

デジタル化をやらなければならないと思ひつつ、ほとんどが結局アナログでやってきた。POSを導入しながらもとりあえずは注文を付箋でメモる。発注は相変はらずFAXで、PCはほとんど置きっぱなしで寧ろワープロに近い。

SNSも他の仕事もすべてが、多種多様になり、ツールが増へ、仕事が増へ、何が何を、誰がどれを、一体いま何の仕事をして何の為にSNSを触ってゐるのか、なんとなくわかっては居るがなんとなくで、明確に誰もが可視化できて把握してゐるわけではない。そこに問題があったのだ。

運用の前段階の、システムそれ自体の話。

仕事の可視化。それが全てであると。

さて、どうしようか。といふことで、まずは「年間スケジュールを作成する」といふ極々当たり前のことだが当たり前すぎて「明確に可視化」はしてゐなかったことをすることにした。

次に、オーナーと中長期計画の話合ひを1日設けて2人で話し合った。しかし、このコロナ禍の現在に於いて3〜5年の中長期計画は確定的には立てにくい。1〜2年の短期計画ならば見えやすい。結局、いま進めてゐるコトと同時にぼくが始めた年間スケジュール作成などを進めることに至った。

最近、知り合ひのバーテンダーが若くして亡くなった。ぼくらもシニア世代になってきて、いよきよ働き方を考へ次の世代に道筋を示して行かなければ、10年20年先の未来は明るいものにならないであらう。

桜は散って葉桜の頃に。

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