2026年の運勢【干支で占ふ】令和八年ひのえうま丙午

生き方・哲学・人生論

丙午(ひのえ・うま)の年を迎へるにあたって

来年の干支は「丙午(ひのえ・うま)」である。

「丙」の意味は「盛んである」「強い」「明らかである」といふことであり、字体の意もまた「盛んであるが囲ひの中に入る」といふ循環を示す。すなはち、陽気が大いに伸び盛るものの、やがては衰退へと移りゆく――盛衰循環の途中を表してゐるのである。

「午」とは、地表から陽気が突き抜け、陰気が姿を現さうとする段階であり、「忤(さからふ)」の意をもつ。

ゆゑに「丙午」とは、支配的な勢力が大いに伸び栄えると同時に、内側からそれに逆らふ反対勢力が台頭する時を示す。これを巧みに処理できるか否かによって、時代の行方は大きく変はってゆく。もし陰陽の均衡を失すれば、やがて激突を経て次の「丁未」へと移行する。来年と再来年はまさに「内憂外患」の年として、慎重な構へが肝要である。

高市早苗氏の選出と現代日本

折しも昨日、自民党総裁選にて高市早苗氏が選出された。

比較的穏やかで平和なこの国においても、分断を狙ふ古典的な工作活動から、デジタルを駆使した情報戦までが蔓延してゐる。高市氏の選出を素直に喜べぬ層も少なからず存在する。

滑稽なのは、長らく「日本は女性の活躍が遅れてゐる」と声高に叫んできた人々が、女性のリーダー誕生を「誰でもよいわけではない」と言ひ訳し、戸惑ひを隠せぬことである。本来なら拍手をもって迎へるべき瞬間ではなからうか。

日本の政治における女性最高指導者は、実に北条政子以来、約八百年ぶりである。歴史を見れば、時勢さへ整へば女性も大いに活躍してきた。無闇な急進ではなく、落ち着いた保守的判断こそが今必要なのであらう。高市氏を「極右」と断ずる向きもあるが、それは急進的な左派の立場から見ての錯覚にすぎず、むしろ中庸の保守に立つ人物である。

干支から読み解く歴史の転換点

丙午の年は、古来より日本にとって節目となることが多い。今回、女性初の総理大臣が誕生する兆しは、干支の示すところとも符合し、歴史の必然と言へるだらう。数百年後においても語り継がれる出来事となるに違ひない。

思へば明治三十九年の丙午は、日露戦争の勝利によって日本が世界的勢力に躍り出た直後の年であった。そして今、ロシアは西隣のウクライナと戦ひを続ける。我が国はまたしても、ロシア・中国・北朝鮮を睨み睨まれる立場にある。時代の構図は違へど、防衛に苦しむ構図は相変はらずである。

結び ― 干支を生きる指針として

干支は単なる暦法ではなく、人の世の盛衰を映す鏡である。丙午は「盛と衰」「支配と反発」がせめぎ合ふ時代を示す。

その只中で、我々は歴史的転換点に立ち会ってゐる。高市総理の誕生もまた、必然の流れとしてこの国の針路を左右するであらう。

来る丙午の年をどう生きるか――それは一人ひとりが時勢の陰陽を見極め、自らの行動に反映することで初めて答へが見えてくる。干支を読み解くことは、単に未来を占ふにとどまらず、生き方の指針を与へるものなのである。

丙午の年に、わたしたちがやるべき三つのこと(実生活編)

  1. 新NISAでインデックス投資を始めよう(家計と暮らしを見直すこと)  盛衰の年は収支の変動が起こりやすい。倹約と備へを怠らず、暮らしの基盤を固めるべし。新NISA口座をまだ開設してない人は開設手続きをして毎月の余裕資金から全世界株式への投資を始めよう(基本はオールカントリー一択) …詳しく知りたい方は投資ブログ記事をチェック
  2. 現代版晴耕雨読を始めよう(健康と心身を整へること)  外の不安が強まる時ほど、心身の調律を怠らぬことが肝要である。食・眠・運の基本を守り、己を護る。おすすめは散歩と読書。晴れた日の時間がある日は30分〜1時間の散歩、一ヶ月に1冊の読書をおすすめする(無理のないスケジュールで)…おすすめの本は書評ブログをチェック
  3. 呼吸を大事にしよう(小さな人間関係を大切にすること)  家庭・隣人との和を保つことは、大きな分断を越える力となる。調和を選び、信を積むべし。すべては呼吸から始まる、ヨガや呼吸法で詳しくみてもよいがまずは深呼吸をしてみよう

政治家がやるべき三つのこと(高市政権への期待を込めて)

  1. 懐の深さ(分断の芽を摘み、国民をまとめること)  異なる声を包摂し、対立を和らげる統合の力を発揮すべし。 この人には敵はないなと思はせること。
  2. 防衛防災(内憂外患に備へ、国の基盤を守ること)  経済・防衛・外交において短期的な人気取りに流されず、長期の安定を志向すべし。 国の根幹は防衛にあり。
  3. イシュードリブン(改革と伝統の均衡を取ること)  急進に傾かず停滞にも陥らず、古きを尊みつつ新しきを果敢に進める調和を図るべし。停滞から脱却すべし。

コメント

タイトルとURLをコピーしました